Raphaジャパンの公式サイトがやる気なさ過ぎワロタ

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日本にもEFファンたくさんいるのにね。

 

英発のサイクルウェアブランドRapha(ラファ)が、ワールドツアーチームEFエデュケーションファースト・プロサイクリングとパートナーシップを締結した。

同ブランドとしては、チームスカイ(2013~16年)以来二年ぶりにワールドツアーの舞台に戻ってきたことになる。

日本でもフォトグラファーの辻啓氏や、イベントや撮影などに度々登場するRapha Tokyoによって知名度は高く、ハイエンドかつ洗練されたデザインは、日本でも確固たるブランドを確立している。

また、Raphaはサイクルブランドとしてだけではなく、現在の自転車ロードレース界全体への問題意識も高く、プロサイクリングの未来について2年に及ぶ研究調査をまとめた「ロードマップ」を制作するなど、意欲的に取り組んでいる。

このロードマップに関する具体的な情報は公開されていなのだが、唯一この動画でRaphaスタッフが詳細に取り組みについて語っている。

そんなレース内外に意識の高いRaphaと、自転車ロードレース界のご意見番ことジョナサン・ヴォーターズの率いるEFプロサイクリングが組むのだから、さぞワクワクさせてくれるに違いない。

 

…と思っていたのだが、

 

どうやらRaphaは日本を重要なマーケットと捉えられていないようだ。

 

日本語が酷すぎワロタ

これは、RaphaがEFプロサイリングとパートナーシップを結んだことを発表した公式のリリースページの日本語版だ。

チームEFエデュケーションファーストとともに、ラファが2019年のワールドツアーに復帰します。多国籍で、魅力ある個性にあふれた選手で構成されたチームは結成時から型にとらわれない活動を行ってきました。彼らは独自のスタイルを重視しながらレースを戦ってきたのです。

チームとともに、ラファはロードレースという愛するスポーツの現状に風穴を開けたいと思っています。来シーズン、これまでにない手法でプロサイクリングを描き出し、コンテンツとして発表していきます。もちろん選手たちが着用するのは技術的に最も進んだラファの目を引くレースウェアです。

チームは典型的なワールドツアーチームのレースカレンダー構成の常識を覆します。ワールドツアーレースだけでなく、固定ギアのクリテリウムやウルトラエンデュランス(超長距離)レース、オフロードを含むアドベンチャーイベントが含まれています。コースと沿道を分け隔てていたバリアを飛び越えて、レースの外へ飛び出します。

彼らのペダリングを1回転も見逃さないよう、ラファのレンズが追いかけます。チームバスの中では選手本人がショーを配信する予定。コース脇からは『グランドツーリズム』の文化を発信します。個性をもって、ロードレースを余すことなくお伝えします。

そんなに軽々しくトップシーンに戻ることはありません。過去2年間にわたって、ラファはプロサイクリングの将来について研究調査を行ってきました。4名の専門家の指導のもと、UCI会長やチームオーナー、レース主催者など、レースに携わる関係者50名以上にインタビューを実施。ロードレースが直面している挑戦や機会について細かく考察するプロジェクトを遂行しました。その結果として、チーム関係者としてワールドツアーに復帰する決断を下したのです。

まず最初のステップは、ロードレースという魅力的なコンテンツに新しい観衆を引きつけることです。ロードレースが世界最高のスポーツであり、その中でもチームEFエデュケーションファーストは最も先進的で好意的な選手の集まりなので、その点については問題ありません。2019年が待ち遠しいです。

そして、赤線部分は日本語表現としておかしい箇所。ぶっちゃけ全文なんだけど。

「コースと沿道を分け隔てていたバリアを飛び越えて、レースの外へ飛び出します。」

誰が?どっちらから?何のバリアを?…って、おい!バリアのくだりがはっきりしてねーのに勝手にレースの外に出ていくな!

そもそもチーム名が違っててワロタ

第一行目のチーム名がそもそも違う。

確かに発表があった昨年10月8日の時点でのチーム名は「チームEFエデュケーションファースト」だったが、2019年から「EF(エデュケーションファースト)プロサイクリング」への変更が発表され、同サイトの英語版やスペイン語、フランス語では「EFプロサイクリング」と表記されている。

…なぜ?

日本語の他に韓国語と中国語もチームEFエデュケーションファーストのままになっていた。

各メディアがこの翻訳使っていなくてワロタ

当然日本の各自転車メディアもRaphaとEFプロサイクリングとのパートナー契約を報じている。

しかし、公式リリースがあまりにもお粗末だったからか、シクロワイアードは独自で翻訳した文章を掲載、サイクリストも所々修正を加えており、公式リリースから直接引用はしていない。

Rapha公式リリースの読解が難しい場合は、シクロワイアードが独自に翻訳した方で補える。Raphaはこの翻訳を買い取って掲載すればいいのに。

EFプロサイクリングとRaphaが組むと…

報道によるとRaphaはEFプロサイクリングのジャージサプライヤーだけにはとどまらず、チームの広報も担っていくようだ。

またEFの選手たちはワールドツアーレースだけではなく、アメリカを中心に人気が高まっているグラベルレース(オフロード)の「ダーティカンザ」や、北米最大のMTBレース「レッドヴィル・トレイル100」、世界一過酷と言われる「台湾KOMチャレンジ2018」などにも積極的に参加する予定で、ロードレース以外の場でチームのプレゼンスを高めるのが目標らしい。

Raphaは勝利至上主義のチームスカイから、勝利以外に価値付けを試みているEFプロサイクリングへスポンサー先を変えたことになる。

彼ら取り仕切るEFプロサイクリングの広報活動に、2019年は注目したい。

もっと詳しく知りたい人は…

RaphaジャパンやEFとのパートナーシップについては、矢野大介代表が話すこちらのポッドキャストに詳しい。

Rapha創業者サイモン・モットラムが語ったインタビューはこちら(音声つき)。

 

 

 

 

「まず最初のステップは、ロードレースという魅力的なコンテンツに新しい観衆を引きつけることです。」

説得力ぅ〜。

 

 

 

Source: Rapha, VeloNews, CyclingTips