グライペルがデマールを痛烈批判。「これは初めてじゃない」の意味とは



ツール・ド・フランスの歴代上最も距離の短いコースで行われた第17ステージ。MotoGPにならったグリッドスタートこそスベってしまったが、勝利したキンタナやダン・マーティンによるアタック、AG2Rによる積極的な動きなど、見所の多いレースとなった。

一方で、1級が2つに最後の超級山岳フィニッシュと、スプリンターにとっては辛く厳しいステージだった。

なかでもフランス期待のスプリンターであるアルノー・デマール(26歳/グルパマFDJ)は、スタート早々の山岳で集団から遅れ、全体の二番目に遅い順位で、ポルテ峠山頂にたどり着いた。

多くの有力なスプリンターが姿を消すなか、見事最難関ステージを乗り切ったデマールに対し、第12ステージで棄権したアンドレ・グライペル(36歳/ロット・スーダル)が、ツイッターに以下のような意見を呟いた。

グライペル:

「誰かグルパマFDJとアルノー・デマールにツールにはGPSがあると伝えた方がいい。(最後の)17kmの山岳でキンタナに対し9分遅れた選手が、わずか20分遅れでフィニッシュ? #これは初めてのことじゃない

この批判に対しデマール自身が反論、

デマール:

「僕が君を尊敬するほど、君は僕のことを思ってくれていないみたいんだね。もっと賢い人だと思ってた。レース中ずっと、あらゆる所に審査員がいたんだ。君は専門家のようだから、証拠のファイルを送るね。君がどう思うか注目だよ」

このやりとりに対し、英語圏で有名な自転車ロードレース・ブログ「the Inner Ring」の管理者は、

そんなこと(不正)があれば、フルームと憲兵との出来事のように、ファンが撮影し拡散されるはずだ。

と、指摘した。

 

第17ステージを無事生還したスプリンターたちに残されたのは、明日の第18ステージ最終日のシャンゼリゼのみ。ここまで未勝利のフランス人に祝福は訪れるのだろうか。

 

現在、グライペルのツイートは削除されている。

 

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追記:

その後、グライペルはツイッターにて謝罪した。

グライペル:

デマールとグルパマFDJに対して謝りたい。間違っている可能性の高いGPSのタイムをもとにツイートすべきではなかった。また、彼が山岳で失ったタイムに関しても勘違いをしていた。今回学んだことは「自分が関与していない事に対し、ツイートすべきじゃないってことだ」

デマールのフィニッシュタイムはGPSで表示されていた20分39秒ではなく、正確には29分16秒だった。