元全日本選手権王者”西薗良太”が語る「新城、別府に続く日本人選手が現れない理由」

元全日本選手権の個人タイムトライアル(TT)で三度のチャンピオン(2012,16,17年)に輝いた西薗良太氏がホストするポッドキャスト番組「Side by Side Radio」。

そこでゲストの佐野淳哉選手(36歳/マトリックスパワータグ)と共に、日本人選手が本場ヨーロッパで走り生活する難しさや、トップレベルのレースで活躍する選手のほとんどが欧州人である理由について話した(51:45〜)。

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西薗良太:新城さんと別府さんから大きく溝が空いてしまって、僕らの世代が間に入れなかったんですよね。ワールドツアーレベルは、誰も。

佐野淳哉:そうだね。いないなぁ、あの間をもつ人間が。

西薗:それでなおかつ、当時のエキップ・アサダ*みたいなコンチ(ネンタル)であるけれどもヨーロッパで積極的に活動したりっていう、そういうことができるチームもなくなってしまって…
*エキップ・アサダ:浅田顕が監督を務め、宮澤崇史や新城幸也も所属していたコンチネンタルチーム。2009年限りで解散。

佐野:そうねぇ。まぁ向こう(欧州)に行くのにもお金かかるしね。

西薗:そうなんですよね。

佐野:それは大きな問題だと思うよね。

西薗:でまぁ、日本人って強い競技はホントに強いじゃないですか。普通に世界で1位とか2位とかで争っていて、それってようはなんか、日本人で、自転車で言うとフルームかバルベルデかみたいなやつが、日本人でいるみたいなことなんで、

佐野:そうだよね。この間、昨日かな?世界水泳?やってたけど強いし、フィギュアスケートだってすごいし、スピードスケートも強いのか。あれはなんでだろうね。

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西薗:だから、フィジカルで負けているわけじゃないと思うんで、その仕組みが、まぁ逆に言うと自転車って仕組みだけじゃないって言うのが透けてみえるのは、ヨーロッパのプロトンやっぱりヨーロッパ人(白人)が圧倒的に多いじゃないですか、

佐野:そうだね。

西薗:あれは純粋にフィジカルだけで考えたらあり得ないんですよね。やっぱりヨーロッパでの生活のストレスだったりとか、プロトンで生活することにまつわる色んなことが、結果的にああいうフィルターになってて、さっき言ったみたいなジュンヤさんが感じたストレスみたいなのが、どこの国の選手でもあって、

佐野:そうか。そこ難しいね。

西薗:そうなんですよね。で、そうするとどうすればいいのかとたまに考えるんですけど、サガンみたいな、一発当たりくじをなんとかタレントを探すしか、若い人を探すしかないのかなって気がしないのでもないのですけど。

佐野:じゃあどうしよう。西薗、このラジオで探そうよ。

西薗:そうですね。我こそは、っていう人を探しますかね。

佐野:どういうあれかな、ヘッドハントすればいいのかな?そこから問題だと思うんだよね。

西薗:とりあえず、狂気を感じる子じゃないっすか?笑