前回のつづきです。
ステップ2:英文記事を読むまでの流れ
効率的に「記事との出会い、読むまで」のフローをまとめました。
① サイトの公式ツイッターをフォロー
↓② タイムラインに流れてく「タイトルとサムネイル画像」を見て興味ある記事をピックアップ
↓③ 記事を開き、リード文を読んで内容を把握
↓④ 本文まで読む価値があるかどうか決める(なければ止める)
↓⑤ 本文を読む
① サイトの公式ツイッターをフォロー
直接サイトを訪れるのも良いのですが、面倒くさいので公式アカウントをフォローして、最新記事が流れてくるのを待ちます。重要な記事は何度も流れてきますし、公式アカウントが読者の引用リツイートをRTしたりと、自動的に目に入る回数が増え、面白そうな記事が”なんとなく”わかります。
② TLに流れてくる「タイトルとサムネイル画像」を見て興味ある記事をピックアップ
ここで重要なポイントがタイトルをちゃんと読むは必要ないということ。ツイッターの自動翻訳機能も使う必要ありません。あくまでも「その記事に興味があるかどうか」の判断が大切です。
例えば ↑ の記事の場合「キャノンデールの写真」と「EF Education First」という単語から「キャノンデールと新スポンサーについての記事」だということが ”なんとなく” わかるだけで十分。その情報から「この記事に興味がある/なし」を判断します。
③ 記事を開き、リード文を読んで内容を把握
タイトルやサブタイトルにサラッと目を通し(別エントリにて後述します)、「リード文」を熟読します。リード文とは「記事の要約」なので、ここさえ完璧に読むができれば記事の6割を把握したと同じ。もし記事にリード文がなければ「最初の段落」がその代わりをしている場合が多いのでそこを熟読します。(難しければリード文をそのままグーグル翻訳にかけるのもOK)
④ 本文を読む価値があるかどうか決める
繰り返しになりますが、記事内容の6割はリード文で把握できるので、リード文が難しい場合か、それ以上の詳細が知りたい場合のみ本文に目を移します。
⑤ 本文を読む
ここまできて初めて本文を読みます。また、必ずしも「最初から最後まで」を読む必要はありません。 それは記事を読む目的が「記事内容の理解」であり「英語の勉強」ではないからです。必要なさそうな所は飛ばしてOK。なぜならリード文さえ正確に理解できれば、その後に続く文章は5W1Hの補足にしか過ぎない(場合が多い)からです。
また本文を読む際の時短テクニックとして「1文1文を辞書で調べながら読み進める」よりも、「三回なんとなく読んでから調べる」ほうが理解が早い(人が多い)です。同じ文章を三回読むというのは心のハードルが高いのですが、一回目でわからない単語や箇所を”なんとなく”把握 → 回目はわからない箇所をその前後から推測 → 三回目でブラウザ等の辞書機能を使い読む。これで手っ取り早く記事の大枠を捉えることができます。本文の読解に少しくらいズレがあったとしてもリード文を理解しているので大丈夫ですし、別にテストがあるワケではないので気楽に読まなきゃ楽しくない。
もう一度、フローをチェック
① サイトの公式ツイッターをフォロー
② タイムラインに流れてく「タイトルとサムネイル画像」を見て興味ある記事をピックアップ
③ 記事を開き、リード文を読んで内容を把握
④ 本文まで読む価値があるかどうか決める(なければ止める)
⑤ 本文を読む
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以上が「記事と出会う所から読み終える」までの解説でした。ここまでいかにも「テクニック」っぽく書きましたが、これらは日本語で普段行っていることを言語化しただけ。
つまり、英語だからといって「机の前に座りノートと辞書を開いて読む」のではなく、スマホ片手に「なんとなく気になった記事を読む」という姿勢が大切じゃないか?ということです。
レースの翌日に電車の中で”辻啓さんのレースレビュー”を読むように、日常的にやる行為に「英語を忍ばせる」ことが、楽しい英文記事ライフを送る大事なポイントだと思ってす。楽しくなきゃ続かないですし。
また面白そうな英文記事の見つけ方として「記事の翻訳(要訳)をしているツイート」があります。
【バルべルデは2017年シーズン中の復帰を回避すると発表した】
Valverde has ruled out returning to racing before the end of the 2017 season「rule out 〜」で「〜を除外・不可能にする」の意味。 https://t.co/wKvHT4Qu1b
— Sorato (@If_So_Ara) 2017年9月12日
翻訳ツイートするのはその人がその記事を共有する価値があるから。しかし日本語訳を読むだけで満足せず、リンク先に訪れて読むのも良い選定方法だと思います。自分もそういった翻訳ツイートをキッカケに英文記事を読みはじめましたし。
しかし中には誤訳ツイートもあり(自分自身も注意していますがご多分に漏れず)、それがたくさんRTされている状態もあります。恐らく記事タイトルを翻訳機にぶっ込んで、文字数と日本語としての体裁を整えただけの訳を貼り付けてツイートしているのかなと。意味自体はあっているのですが、その人の主観が入りすぎて実際の内容とニュアンスが逆になっている場合や、タイトルと内容にニュアンスの差異がある場合などがありますので、確かめるという意味でもリンク先に行ってリード文を読んでみるということも大事かなと。タイトルではなく「リード文」をグーグル翻訳にかけるだけでもOKですし。
次回予告「記事タイトルの読み方」