今季クラシックでの活躍により注目が集まっているシクロクロス世界選手権で3連覇中のワウト・ヴァンアールトを、1分でチェック。
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自転車王国ベルギーの23歳。184cm/66 kg
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まずは基本情報から。
現在はプロコンチネンタルチーム「ヴェランダスヴィレムス・クレラン(ベルギー籍)」に所属している
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ここ数年、冬季はシクロクロス、秋季はロードを走っていた。
今年2月のシクロクロス世界選手権エリート男子で3連覇!
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後続に2分以上の差をつける圧倒的な勝利だった。
満を持して”クラシック”に殴り込み(挑戦)!
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メディアからの「ロード挑戦はいつか?」という質問に、本人が辟易していたほどベルギー国民にとって念願のワールドツアーレース出場だった。
「ストラーデビアンケ(3月3日)」でいきなり3位!!
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残り45kmの地点からロマン・バルデのアタックに唯一反応。終盤は苦しむ姿も見られたが、強豪選手を抑え見事3位に輝いた。
5時間を越す長時間のレースでも戦えることを証明した
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ヴァンアールト:「楽しめたよ。砂利区間では得意の技術を使って先頭集団に残れたしね。」
「ヘント〜ウェヴェルヘム(3月25日)」 でも10位!
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250km以上の厳しいレイアウトのレースにも関わらず、先頭集団に残りトップ10に食い込んだ。
こんな逸材をワールドツアーチームが放っておくワケがない
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争奪戦不可避!
シクロクロスの絶対王者も、ロードでは挑戦者。だからこそ驕りはない
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ヴァンアールト:「失うものは何もない。シクロクロスのシーズンからそのままロードにやってきたんだ。とにかく学ぶことが目的だよ。その為には自分からより多く仕掛けた方が学びが多い。そういう気持ちで走ってるんだ。」
ヴァンアールトはシクロクロスとロードレースの違いをこう語る
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「シクロクロスではスタートから一時間を全力で走ればいい。だが、ロードレースでは力の出し所を見極めなければならないんだ。特にクラシックレースでは、スタート直後からその緊張感があるから難しい。みんな先頭付近に位置を取りたがるからね。ロードは読みが難しい。だからこそ今の僕には経験が必要なんだ。」
シクロとベルギーの星はロードで通用するのか?
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「わからないよ。これが初めてのクラシック・シーズンなんだからね。考えるのは結果を見てからだ。でも、ロードに転向する・しないは”お金の問題じゃない”ってことを言っておきたい。これは気持ちの問題なんだ。好きな方を選ぶ。そしてその答えは、まだ出ていない。」
「ツール・デ・フランドル(4月1日)」と「パリ〜ルーベ(4月8日)」に出場予定!
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彼の挑戦を楽しみにしているのは、もはやシクロファンとベルギー国民だけではない。
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【参考記事】
・ベルギーの次世代クラシック・スターなのか?(CyclingNews)
・期待以上のクラシックデビューを果たしたシクロ王者(VeloNews)
・ラスベガスで世界王者に輝いたヴァンアールトに聞いた(CyclingTips)