【訂正】イネオス公式Webサイトに157cmとありました。誤差の範囲なのでお詫びは別にしませんが、訂正いたします。
速い、、、速すぎる。
2月1日よりイネオス・グレナディアーズへ加入にしたトム・ピドコック(イギリス/21歳)が、インスタグラムにバイクではなくランの走行データをアップした。
これによると、5,000mを13分25秒で走ったと書いて…ある。
嘘だろ?
1kmを2分41秒ペースなんて、、、
ある程度ランニングをする人ならこの凄まじさが一目でわかるだろうし、疑う人もいるかもしれない。
しかし、シクロクロスでワウトやマチューに食らいつくピドコックの姿を観ているファンにとっては、
「あんだけ高強度のレースを毎週末してればそれぐらいの脚&心肺は身につくよなぁ」
と、納得してしまう走りをピドコックは見せているのだ。
アスファルトで日本3位の記録
ちなみに、昨年12月4日に行われた日本選手権長距離の男子5000mで優勝した坂東悠汰選手(富士通)の記録は13分18秒49。
2位が13分24秒78、そして3位が13分25秒87だ。
つまり十分表彰台に立つことのできるタイムということになる。
しかも、ピドコックは競技場ではないアスファルト。
シューズはもちろんスパイクではなく、ナイキのヴェイパーフライ4%フライニットに見える。
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「今朝、5km/15分を切ろうと走りに出たら13:25だった。どうやらこれは速いらしいね。念の為、数日後にもう一度走ってみようと思ってる。ランニングは僕に向いているスポーツなのかもしれないね〜」
いや、向いてるどころじゃねーから!
ジュニアやU23のロードレース、シクロクロス、マウンテンバイクなどで勝ち星を重ね、今年2月から待望のワールドチームの一員として加わったピドコック。
昨年のシクロクロスからは主戦場をエリートに移し、昨年12月のスーパープレスティージュ第6戦では、ファンデルプールを抑えて勝利する大金星を挙げた。
その際、負けたファンデルプールは「ピドコックはランニング区間の速さは驚くべきものだった」と、そのランの能力を絶賛している。
157cm59kgと小柄ながら、187cmのワウト・ファンアールトと184cmのマチュー・ファンデルプールと渡り合える理由には、この異次元の身体能力があるのだ。
ちなみに、報道では今年はアダム・イェーツと共にブエルタ・ア・エスパーニャ出場が予定されており、インタビューでは60kg以下の選手で初のパリ〜ルーベ制覇が目標だと話している。