バーレーン・メリダと喧嘩して退団したり、5の倍数に支配される生活を送っていたり、コロナ禍で外出が禁止されているのにポルシェで外ぶっ飛ばしたりと自転車随一の奇人(a.k.a.メンヘラ)でお馴染みローハン・デニス。
12月にイネオス・グレナディアーズを退団して、ユンボ・ヴィスマに移籍したばかりなのに、早速古巣をディスっていたのでお伝えします。
「(イネオスでは)とても良くチームが機能していた。だがある時、俺はそれらの多くがユンボの真似だということに気づいたんだ。そこで俺は考えた。”じゃあ、そのオリジナルのチームから見る景色はどんなものなんだろう?”ってな」。
「スポーツ界では大抵1、2チームが新しいトレーニング方法に取り組み、勝つ確率を1%、0.5%上げ続けているんだ。それがいまの自転車界ではユンボ・ヴィスマということなんだよ」。
我々の周りにも ”他のものを貶さないと何かを褒められない” っていますよね。
昨年引退したトニー・マルティンの代わりに、平坦区間でのロードキャプテン的な役割を求められてユンボにやってきたデニス。
「ここに来た理由は仕事をするためだ。遊びに来たんじゃない。ツール・ド・フランスでチームを勝たせることが一番の目標でその力になりたい」と、ちゃんとアスリートの模範的なコメントでインタビューを締めくくっています。
そーいえば今年UAEチームエミレーツに移籍したジョージ・ベネットも2年ほど前も何かのインタビューで「数年前はチームスカイが糞を食えば、翌日(他チームの)食卓には糞が出されていた。でも今はもう違う。そんな時代は終わった」的なことを言っていました。