デヘントの仕事は「広告業」?

プロトンで屈指の逃げ屋でありながら、重度のツイッタラーでもあるロット・スーダルのトーマス・デヘント(ベルギー/33歳)

そんな彼がプロ自転車ロードレース選手という仕事を、独自の視点で表現した。

人に職業は何しているの?と聞かれたら、広告業だと答えている。

数百万ユーロ規模の企業の為に、広告とコンテンツを作っていると。

もしその成果が十分だったら、テレビで中継される。

自転車選手と答えるよりも、こう答えた方が印象がいいんだ。

蛇足ながら解説すると、ロット・スーダルに所属するデヘントは、宝くじ公社のLOTTOや、シーリング・コーキング材メーカーのSOUDALなど、その他スポンサー企業のロゴが書かれたジャージでレースを走っている。つまり選手はレースというコンテンツのなかで、それら企業の宣伝をしていると同義なのだ。

そしてこの場合の十分な成果とは、レースでの勝利や集団牽引などで中継カメラに映った時のことを指す。

ベルギーでは有名選手のデヘントかもしれないが、他諸外国の人に対しては自転車選手と答えるよりも、広告業と名乗った方が真っ当な職とみなされ、都合が良いのかもしれない。

でもおそらくは、ただのジョーク。