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「全ての物語には終わりがある」サガンが2018年世界選手権を語る

9月30日に行われたUCI世界選手権ロード男子エリート。

4連覇のかかるペーター・サガン(28歳/スロバキア)だったが、フィニッシュまで100kmを残し先頭集団から遅れた。

ペーター・サガン:(世界選手権が勝てなくて)ガッカリしているかって?全然。

毎年違うコースレイアウトで、今年はクライマー向きだった。僕にとって難しくなるレースだということはわかっていたからね。

距離258km、総獲得標高差4,681mに及ぶ地獄のレースを制したのは、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モニスター)。過去に6度世界選手権のポディウムに上がり、38歳にして自身初となるアルカンシェルに袖を通すこととなった。

それにバルベルデが勝ったのは嬉しい。彼はレインボージャージの良いホルダー(着用者)になるだろうからね。

ーー他の人がアルカンシェルと着ているのは違和感があるんじゃない?

ないよ。どうして?

ーー(アルカンシェルを)自分のものだと思っていなかった?

全然。(アルカンシェルの着用者は)毎年変わらなければならないと思っているからね。全ての物語に終わりがあるように。

それに来年はまた勝てるかもしれないしね。

ーー君の後のレインボージャージが、バルベルデのような立派な成績と記録を持った選手が獲ったのは大きいことかい?

ああ。彼にとっても良かっただろうし、自転車競技全体のことを考えても、ここまでに長い歴史がある選手が勝ったのは良いことだよね。彼はこの勝利を誇りに思うだろうし、何より長い間あの瞬間を待っていたわけだからね。

 

ペーター・サガンは2019年をツアー・ダウンアンダーからスタートする予定と明言しており、来シーズンはスロバキアチャンピオン・ジャージを着用する。

参照:The Cycling Podcast