「黙れブライルスフォード(スカイGM)!」ランス・アームストロングによる2018年ツール第4st評

ランス・アームストロング:UCIの会長(ラパルティアン)は週に85時間働いているらしぞ。そんな人生…送りたいか?

ーーフランス人ってQLO(生活の質)を重視しているんじゃなかったの?

ランス:たしか労働時間を35時間にする取り組みとかしていなかったっけ?マジですげーな。世界で一番よく働いているフランス人じゃないか?

ーーそういえばラパルティアンとスカイのGMブライルスフォードについて、話たいことがあるんだって?

ランス:昨年の夏から言っているように、ブライルスフォードの頭は日に日に悪くなってきている。スカイのGMだ。ちなみにサー・ブライルスフォードだ。ナイト(勲爵士:くんしゃくし)だ。
もうひとりの登場人物がダヴィ・ラパルティアン。UCIの会長でありながら、サルゾーの市長でもある。

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スカイGM デイブ・ブライルスフォード

そしてツールが開幕する5日前に、UCIは「クリス・フルームは完全無罪である」と発表した。特に大した説明もなくな。

もし俺がデイブ・ブライルスフォードだったら、「クリスマスが早めにやってきた!」って喜んで、大人しく黙っているだろう。

しかし、ヤツは違った。

「ラパルティアンは、UCI会長という職務の意味や責任をちゃんと理解していないのかもしれない。まだ市長の気分でUCI会長をやっているのかもしれない」って言いやがったんだ。

これが一週間前に最上級のクリスマスプレゼントをもらった人間の言うことか?

ーーケンカが好きなのかな?

ランス:ヤツに一体何があったんだ?

そして、UCI会長であり、サルゾーの市長が言い返した。

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UCI会長 兼 サルゾー市長 ダヴィ・ラパルティアン

「本当は言い返したくはないのだが、最後に私のことをブルトン(ブルターニュ)市長と呼んだ人に幸運は訪れなかったよ」

「ブルトン市長」とは、UCI会長選挙で負けたクックソン(前会長のイギリス人)が、ラパルティアン卑下するときによく使っていた呼び方なんだ。まあ、結局選挙はクックソンが負けたんだけどな。

そして、ラパルティアンは「私を馬鹿にしたと同時に、彼はフランスにいる3万5千人の市長と、その市民を馬鹿にしたんだ」と言い返した。

おれはラパルティアンをよく知らないが、ここの部分では彼に完全に同調する。

俺から言わせてもらう。

ブライルスフォード。黙ってろ。バスで大人しく選手たちの活躍を祈ってろ。これ以上邪魔をするな。

ーークレイジーだな。

ランス:全くだ。クレイジーだ。

ーーじゃあ口直しに明るい話題に移ろう。

ランス:これ明るい話題じゃなかったのか?

 

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ここで、EFエデュケーション・ファーストのジョナサン・ヴォーターズGMの現在の様子を見てみよう。

 

広報スタッフ:「…。なに、してるんですか?」

ジョナサン・ヴォーターズGM:「選手が走る距離と同じ回数だけ腕立てしようと思ってね。あっ、kmじゃないよ。もちろんマイルだよ♡」

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スカイのブライルスフォードGMが元々どんな人が知りたい場合はコチラ↓

一部を抜粋し、多少の意訳を加え翻訳した音源はコチラ↓

・ランス・アームストロングのことを知りたい人はコチラ↓

これを発売直後に読んでいた人はまだ、後にツール7連覇して全て剥奪されたと知らなかった、と思って読むと尚おもしろい。

・ランス・アームストロングの暗部を知りたい人はコチラ↓

著者であるハミルトンの言っていることが全て事実ではない(らしい)けど、大体合ってるらしいってのがまた面白い。