2010年のチーム創設以来6度のツール・ド・フランス総合優勝を果たしたチーム スカイが2019年で消滅する危機に立たされた。
チーム スカイは12月12日、スポンサーでチームの保有権を持つ英衛星放送大手スカイと21世紀FOXが、2019年以降の契約を継続しないと発表した。
つまりチーム スカイとしての運営は2019年末までとなり、チームGMのデイブ・ブライルスフォードは「スカイは来年で終わるが、チームの未来については結論を急がず、新しいパートナー(スポンサー)との可能性も開かれている」とコメント、つまり現時点ではチーム存続を目指すかさえも決まっていない。
チーム スカイは9月9日に、今年のツールで総合優勝したゲラント・トーマス(32歳/イギリス)と2021年末までの3年契約を結んでおり、10月6日にはエガン・ベルナル(21歳/コロンビア)と異例となる5年間の契約延長を発表していた。
また、トレック・セガフレードとの契約がほぼ決まっていたコロンビア期待のクライマーであるイヴァン・ソーサ(21歳/コロンビア)との契約も報道され、チームからの正式発表を待っている状況だった。
注目されるのがツール4勝しているクリス・フルーム(33歳/イギリス)の今後だが、2020年まで残っている契約も現状では不透明となってしまった。
ちなみにミカル・クウィアトコウスキー(27歳/ポーランド)は2020年末まで、ワウト・プールス(31歳/オランダ)は2019年末までの契約となっている。ライバルチームによる激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
*公開時にミカル・クウィアトコウスキーの契約期間が2019年末までとなっていましたが、正しくは2020年末までの誤りだったので訂正しました。