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2018年ブエルタで総合優勝するのはニバリ?!22チームのホテルを比較したら面白い結果が現れた

 

まず、下の表↓を見ていただきたい。

これはスペイン人ブロガーが公開した、2018年ブエルタ・ア・エスパーニャに出場する22チームが宿泊するホテルの星(*ランク)の平均値一覧である。

via:tourdegila 

トップは二度目の総合優勝を狙うニバリのバーレーン・メリダ。3週間で宿泊するホテルの星の平均は4.142位はモビスターで星43位はアスタナの3.95である。

気になる最下位は、当然プロコンと思いきや…なんと今季ツールで総合2位だったチーム・サンウェブで、星平均が3。バーレーンとは1.14も差がつけられたホテルに宿泊しなければならい。(ちなみにサンウェブの総合リーダーはケルデルマンで、大型スプリンターのマックス・ヴァルシャイトマックスの活躍も期待されている)

3週間に及ぶグランツールで、選手はもちろん現地のホテルに宿泊しなければならない。2015年のジロに、当時スカイに所属していたリッチー・ポートがチームが用意した宿泊バスを使用して以来、ステージレースでは主催者が用意したホテルに宿泊しなければならないというルールが厳格化されたからだ。

また、下の表↓は各チームが宿泊するホテルの星の一覧

1位のバーレーンが宿泊するホテルの最低ランクは星3つでそこに1泊。それ以外は基本的に星4で、最上級の星5には4泊する

via:tourdegila 

一方で最下位のサンウェブを見てみると、最低ランクは星1で1泊最高の星4には6泊、星2に4泊、最も多いのが星3で10泊だ。

表の一番下段に、全チームのホテル平均星数が算出されているが、サンウェブが平均値を越えた星に宿泊するのはたったの4泊!!

サンウェブの選手たちは、17泊をすべて平均以下のホテルで回復しなければいけない。

しかも第16ステージでは、サンウェブが星1つのクソみたいなホテルに宿泊する一方で、バーレーンは星4つのホテルに泊まる。

つまり、今回ブエルタではバーレーンは常にサンウェブよりも星が1.14高いホテルに滞在できる。

 

 

………。

 

 

…不公平じゃね?*ランスだったら怒鳴り散らしているはずだ(現役時代は棚に上げて)

 

UCIの規定はどうなっているのだろうか。

この引用元である「tourdegila」でも取り上げているUCI規定の11.4にはこう書かれている。

「ホテルの質にばらつきがある場合は、レース終了時に各チームのホテルの星数が均等になるようローテーションをしなければならない(翻訳:Sorato)

 If the hotels are of varying quality, a rotation system should be used to ensure that the teams all accumulate the same number of hotel stars by the end of the race.

 

全然できてねーじゃん。

 

 

なぜこうなってしまっているのだろうか?再度、上位3チームを確認してみよう。

1位は豊富な資金を有するバーレーン・メリダ。

2位はスペイン唯一のワールドツアーチームであるモビスター。

そして3位は、泣く子も黙るアスタナである。

興味深い。非常に興味深い結果である。

 

ちなみにコチラの表↓は2018年ツールのホテル星ランキング。

via:tourdegila 

トップは同率でアスタナ、BMC、トレックだが、ブエルタほどのばらつきはない。*アスタナがここでも上位なのは偶然だろう

この結果で興味深いのは、フランス籍のAG2R、FDJ、ディレクト・エネルジーが揃って平均以下だったのに、総合2位に輝いたデュムランがいたサンウェブがここでも下位という結果である。

 

 

〜まとめ〜

8月25日から開催される2018年ブエルタではバーレーン・メリダを応援しよう。

 

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・翻訳と引用をしたブログ↓

原文の方が何倍も面白いからぜひ読んでいただきたい。