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日本人選手にお願いしたいツイッターの使い方

入部正太朗選手が優勝した全日本選手権や、先月のツアー・オブ・ジャパン(以下TOJ)を通して多くの日本人選手を知ることができたのですが、日本人自転車選手のツイッター事情について思うことがあったので書いてみます。

アカウント名を漢字フルネームにしないと検索できない

日本のコンチネンタルチームに所属する多くの選手がツイッターで情報発信をしています。しかしアカウント名をローマ字(アルファベット)にしているせいで、ツイッターで検索しても現れません。

例えば自転車ロードレースファンなら知らない人はいない別府史之選手も、ローマ字にしているせいで検索結果に表示されません

一方、同じく有名な新城幸也選手はプロフィール欄に漢字でフルネームを入れているのでバッチリと表示されます↓なぜ一番上に所属するホリプロ公式がくるかは謎。

別府選手ぐらい日本で有名な選手ならば、Wikipediaのリンクや、いいね・RTなどによってたどり着ける可能性がありますが、知名度の高くない日本のコンチネンタルチームに所属する選手にとって、検索結果に現れないことは大きな機会損失となってしまいます。

そもそもツイッターで選手をフォローする道筋としては、「レース会場や中継、記事等でその選手を知る→名前で検索する」がほとんどです。ですが、せっかく興味を持って検索しても検索結果に現れないのはもったいない(そもそもツイッターをやっていないと見なされる)。

たかがツイッターのフォロワーと思うかもしれませんが、日本のコンチネンタルで広報に力を入れているチームは宇都宮ブリッツェン以外におらず、つまり選手に関する情報が極端に少ない現状において、選手個人による発信の場であるSNSは大切な役割となってきます。

アカウント名かプロフィール欄に漢字名を

理想的なのはアカウント名は漢字(フルネーム)にするか、海外のファンを意識するならば両方表記「例:Taro Yamada / 山田太郎」か、新城選手のようにプロフィール欄に漢字(フルネーム)を入れる表記方法です。

もちろんファンの間でお馴染みとなっているニックネームや愛称などもいいのですが、そうすると自分のような初見者(潜在的ファン)は理解ができない(≒フォローしない)ので、せめてプロフィール欄には漢字フルネームを入れてもらえると、フォローして活動を追うことが簡単になります。

しかし、新城選手のようにアカウント名やプロフィール欄の最低限の情報を記載している日本人選手は非常に少なく、先月行われたツアー・オブ・ジャパンの配信を観て沢山の日本人選手を知ることができたのですが、多くが検索しても見つからず5人ぐらいで諦めました。

プロかアマチュアかも分からない

前述したように、TOJをきっかけに宇都宮ブリッツェンやキナン、ブリヂストン・アンカーなどの選手を調べていたのですが、、、

プロフィール欄に所属チーム書いてる人が少なすぎる!

コンチネンタルチームに所属する選手を「プロ」と呼ぶか問題はおいておいて、仮にも所属するチーム名は入れてくれると、その人が何者なのかが一目で分かって助かります。

自分のようなライト層(潜在的ファン)にも認識できるアカウント名とプロフィール欄にして、ファンになる導線を整備することは、今後の競技の発展のためにも無駄ではないと思います。

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書いてくれると嬉しいその他の情報

漢字でフルネームとプロフィール欄にチーム名は最低限として、以下も記載してくれるとフォローしやすくなります。

・所属するチームの本拠地
これは海外のアマチュアやコンチネンタルに所属する選手のツイッターを見ていて思うことなのですが、チーム名をあわせて表記してくれると、こちらでいちいち調べなくて済むので助かります。ついでに住んでいる国名や都市名も入れてくれると親しみが増します。

・出身地
全然興味ない相撲力士とかでも出身地が同じ県だったらなんとなく応援したくなるのですが、それです。

・代表的な勝利歴
例えば「2017年TOJ第3ステージ勝利」や「2015年U23個人TT王者」などが書いてあると、他の選手との差別化になり個人認識が簡単になります。覚えやすいです。

・目標
特に若手選手への個人的な希望なのですが、人生で多くのことを諦めてきた自分のような大人ファンにとって、目標に向かって挑戦する若手選手大好物です。なのでプロフィール欄や固定ツイート、普段にツイートで目標(できるだけ具体的に)をアピールしてくれると応援(推)しやすくなります。抵抗あるだろうけど。

まとめ

自転車ロードレースを観始めて、そのツイッター普及率の高さに驚きました。ここ最近は「トランプと日本人しかやってない」と揶揄されることが多いツイッターですが、このスポーツでは日本はもちろんワールドツアーの選手やチームもツイッター運営に力を入れています。このように国際化するプロスポーツの中で珍しい環境下にある中で、最近では宇都宮ブリッツェンがえとみほ氏(サッカー界のSNS長者)によるSNS講座を開くなど、興味深い動きも出てきているので、とても期待しています。