フルームのジャージが、ルイ・ヴィトンのモザイクで埋め尽くされるかもしれない。
ルイ・ヴィトンやDior、FENDIを束ねる世界最大のファッション大手のLVMH(仏モエヘネシー・ルイヴィトン)が、チームスカイの新しいスポンサーに立候補する可能性があるとSundayTimesが報じた。
記事を書いたはチームスカイの御用記者デヴィト・ウェルシュ。…というだけ若干頭が痛くなるのだが、売上高が5兆円を越える巨大ブランド帝国が自転車チームに興味を示しているのは、目を引くニュースだ。
How about it? pic.twitter.com/uLh6ygANfb
— Florida Cycling Nut (@FlaCyclingNut) 2018年12月16日
この報道を受け早速ファンがコラ画像を投下し盛り上がりを見せている。
自転車ロードレースと関係は意外にも深い
数多くの大手ブランドを傘下に収めるLVMHだが、自転車ロードレースとの関係は少なくない。
傘下の高級時計メーカータグ・ホイヤーは主要レースだけではなく、BMCのスポンサーを務め、新生CCCともスポンサー契約の継続していくと報じられている。
同じくLVMH傘下のスイス高級時計メーカーのウブロ(Hublot)は、アメリカのオープニングパーティーにクリス・フルームやジョージ・ヒンカピーを招待するなど、こちらも強い結びつきがある。
また、LVMHは過去に自転車用品ブランド「Rapha」の買収にも動いたこともあり、なんと言ってもイタリアの自転車メーカーピナレロは、2016年末からLVMHグルームの傘下になっている。
スカイのスポンサー撤退の発表からわずか3日後にピナレロが2020年以降もスポンサー継続すると宣言したり、クリス・フルームとゲラント・トーマスのコメントがこちらの予想に反して楽観的である裏には、LVMHによる引き継ぎが水面下で進んでいるのかもしれない。
…という妄想が広がるほど、この報道には説得力を感じてしまう。
今後もチームスカイのスポンサー探しに注目していきたい。
Source: Daniel Friebe, WWDJapan