チームイネオスで最も早くスポンサーに忠誠心を示した選手は誰だ?

誓え、さすれば与えられん。

3月18日に新スポンサーの発表を行ったチームスカイは、5月1日よりチームイネオスに名称を変える。

シーズン途中で、しかもグランツール直前ではない時期にチームの名称を変更するのは極めて稀なことだ。

その親会社となるのは、英ロンドンを拠点とする化学メーカーのイネオス。現在は五輪4大会連続金メダルを獲得したセーリング界のレジェンド選手ベン・エインズリーのチームに対し160億円の資金提供をしている。

ヨットがイネオス公式ツイッターアカウント(@INEOS)の背景写真であるのも、そういう理由からだ。

だが、売上高が3兆円を越える企業にして、フォロワー数は1万人と多くない。

ツイート内容が、企業の宣伝や社会貢献活動の報告など、万人の興味を引くないようではないので、当然といえば当然だろう。

ただ、いくらツイートがつまらなかったとしても、親会社(スカイ)に裏切られた形で危機に瀕していたところに、手を差し伸べてくれたスポンサー(イネオス)様である。

ファンなら感謝の気持ちを込めフォローしようようではないか!!ということで、何となくフォロワーを確認してみたところ…

 

既にチームスカイの選手がフォローしていた!!

 

さすがだ。さすがグランツールを3連続総合優勝へと導いた選手たちによる自己判断力と、チームへの忠誠心である。

そして気になるのはやはり、誰が最初にイネオスをフォローしたか(=忠誠を誓った)だ。

イネオスに心を捧げた選手たちを、ランキング形式で見ていこう。

第5位:クリスティアン・クネース

国籍:ドイツ
年齢:38歳
脚質:ルーラー

さすが、実直のドイツ人。

フルームのグランツール3大会連続総合優勝の全てで平坦を任されたルーラーによる、見事な判断だ。

彼が38歳にしてもなお一流でいられる理由は、このように状況を読む目機敏に対応できる身体能力が備わっているからだろう。

第4位:オウェイン・ドゥール

国籍:イギリス
年齢:25歳
脚質:ワンデーレーサー

トラックで鍛えた瞬発力のたまものだろう。今年のグランツール・デビューが約束されたも同然だ

ドゥールは出身がウェールズとは言え、イネオスと同じイギリスには変わりない。2016年リオ五輪チームパシュートで金メダルを獲得した男は、したたかにトーマス・ルート(トラックからツールへ)を狙う。

スポンサーからの支援(推し)を受けながら。

第3位:タオ・ゲオゲガンハート

国籍:イギリス
年齢:23歳
脚質:オールラウンダー

いかなる状況下でもベストで合理的な判断を下す。それはグランツールを勝つに必須な能力だ。

国外遠征でディケンズを携える愛国者にとって、忠誠とは「誓う」のではなく「備わっている」ものなのだろう。

日本でもファンの多い若手オールラウンダーは、いかなる時でも間違わない。

第2位:セバスティアン・エナオ

国籍:コロンビア
年齢:25歳
脚質:クライマー

初のコロンビア籍チーム誕生かと思いきや、一転してイギリスに戻ってきた今回の騒動に、エナオも驚いたはずだ。

しかし、どんな不利な事態に陥ろうとも、冷静に最善手を打てる男。それがエナオの長所だろう。

スカイで6年目を迎えた彼の忠誠心は、たとえスポンサーが変わろうとも、決して揺るがない。

第1位:ミカル・ゴワシュ

国籍:ポーランド
年齢:34歳
脚質:ワンデーレーサー/ルーラー

意外にも、最も素早く忠誠心を見せたのはポーランド出身のベテラン・アシストのゴワシュだった。

昨年グランツールへの出場がなかったルーラーにとって、スポンサーへアピールは必須。

チームで最も早く行動を移した彼を、スポンサーと首脳陣は見過ごさないだろう。

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チームが選手に求めるものは何だろうか。結果?人気?UCIポイント?

違う。

プロの自転車ロードレース選手に求められるのは、スポンサーへの忠誠だ。

そして2010年に始まったこのプロジェクト第二章は、イネオスに忠誠を誓いしこの5人が中心となり、チームを率いるのである。

 

 

終わり。