no-image

チームスカイの新スポンサーに、コロンビアの石油会社エコペトロールが浮上

コロンビア籍ドリームチーム誕生の予感。

2019年限りでスポンサー撤退が決まっているチームスカイの新しいスポンサー候補として、コロンビアの石油会社エコペトロールが浮上した。

伊ガゼッタ紙によると、同企業は80%をコロンビア政府の資金によって運営されており、2017年の純利益は2,400億円(22億ドル*米)を越える、石油輸出会社の世界トップ25に入る大企業だ。

またコロンビアのエル・エスペクタドール紙によると、今月13日に開幕したツアー・コロンビアに帯同したデイブ・ブライルスフォードGMは、コロンビア大統領イバン・ドゥケ氏スポーツ省大臣と会談し、チームへの支援について話し合ったという。

スポーツ省大臣エルネスト・ルセーナ氏は同紙のインタビューに対し「これは年間で約33億円($30M)するプロジェクトだ。そのため3、4つの企業が一つになる必要があり、それは可能だと思っている」「スカイはその投資に見合った対価を得られるブランドであると、市場調査の結果が出ている」と答えた。

つまり、エコペトロール主導の下、複数のコロンビア企業とともにスポンサーし、チームスカイをコロンビア籍のドリームチームにする計画だ。

また同紙によると、両者の間を取り持ったのが2011〜13年までチームスカイに所属したリゴベルト・ウラン(32歳/EFプロサイクリング)だという。

チームスカイは昨年、コロンビアの有力なクライマーエガン・ベルナル(22歳)を、今年はトレックと合意直前まで行っていたイヴァン・ソーサ(21歳)を獲得しており、その他にもセバスチャン・エナオ(25歳)が在籍している。

また、今回のツアー・コロンビアにはコロンビア人選手の他にクリス・フルーム(33歳/イギリス)も出場しており、チームスカイはベルナルやフルームに対するコロンビア人ファンの歓迎ぶりをアピールする公式動画を制作している。これがコロンビア籍チームに変革する布石と見えなくもない。

チームスカイのコロンビア化が進むなかで、クリス・フルームやゲラント・トーマスなど非コロンビア人選手の処遇に不安もあるが、エガン・ベルナルを中心としたコロンビア選手によるドリームチームは…見てみたい。

Source: CyclingWeekly, CyclistCyclingNews