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キリエンカが”心奇形”で復帰の目処立たず

ただただ心配。

長年チームスカイを支えてきたヴァシル・キリエンカ(37歳/ベラルーシ)心奇形(先天性心疾患が見つかったと、今月15日に発表された。これはチームが毎年行っている心臓のスクリーニング検査(一部位に対し複数の検査を行う方法)により発覚したことで、復帰時期は未定。現在は治療に専念している。

2017年はフルームのツール4勝目を、昨年はフルームの初となるジロ総合優勝のアシストとして活躍したキリエンカ。しかし昨年の世界選手権ロードを最後に今シーズンの出場はいまだなかった

コーチのハビエル・アーテクスは復帰時期に関して「キリエンカが100%の状態であると保証できるまでレースには戻さない」と答えている。

キリエンカは2004年にプロデビュー。 2013年にチームスカイに移籍して以降、ルーラーとしてグランツールを含む数々のレースで貴重な戦力となってきた。また、2015年の世界選手権個人タイムトライアルでは優勝してアルカンシェルを着用している。

同様の症状を患った選手として2011年パリ〜ルーベ覇者であるヨハン・ファンスュメレン(当時35歳/ベルギー)が2016年に引退している。

同選手はキリエンカと同じくシーズン終了後(2015年)のメディカルチェックで心奇形が明らかとなり、2016年を心電図モニタを着用することで医師より出場を認められツアー・オブ・カタールに出場した。しかし、その後のツアー・オブ・オマーンで不整脈が検知されたため棄権。同年6月に引退が発表された。

Source: TeamSkyOfficial, CyclingNews, CyclingWeekly, CyclingNews,循環器病情報サービス