仏レキップ紙が5月19日、選手の年俸ランキングを発表した。
トップは500万ユーロ(約5億9千万円)で、7度ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得しているペテル・サガン。
その後に、450万ユーロ(約5億3千万円)で現在イネオスからの移籍が噂されているツール4勝のクリス・フルーム、そして350万ユーロ(約4億1千万円)で2018年ツール覇者のゲラント・トーマスが続いた。
1位:ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/30歳)
約5.9億円(500万€)
2位:クリス・フルーム(チームイネオス/35歳)
約5.3億円(450万€)
3位:ゲラント・トーマス(チームイネオス/33歳)
約4.1億円(350万€)
4位:エガン・ベルナル(チームイネオス/23歳)
約3.2億円(270万€)
5位:ファビオ・アル(UAEチームエミレーツ/29歳)
約3億円(260万€)
意外だったのが4位のUAEチームエミレーツのファビオ・アル(260万ユーロ:約3億円)だろう。ブエルタを制したのが2015年。それ以来グランツールのポディウムはおろか、勝利も2017年ツール第5ステージ以来遠ざかっている。コロナ禍の中でも選手と契約延長できるUAEの、豊富な資金力が伺える。
6位:ミハウ・クフィアトコフスキ(チームイネオス/29歳)
約2.9億円(250万€)
7位:ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/27歳)
約2.7億円(230万€)
8位:アレハンドロ・バルベルデ(モビスター/40歳)
約2.6億円(220万€)
9位:ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード/35歳)、リチャル・カラパス(チームイネオス/26歳)
約2.5億円(210万€)
ここまでがトップ10だ。
一位のサガン以外は全て総合系の選手だという事実も興味深い。ロードレースにおいてグランツールのポディウムの市場価値が、ステージ勝利に比べいかに高いのかが分かる。
また6位に入ったクフィアトコフスキは過去の世界選手権王者でありながらも、ここ数年の主な役割はツールのアシスト。それでいて6位に入る辺りに、イネオスの資金力と、いかにクフィアトコフスキがツール勝利に欠かせない選手であるか伝わってくる。
11位:ティボー・ピノ(グルパマFDJ/歳)
、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ/30歳)
約2.4億円(200万€)
13位:ナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック/30歳)
、エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス/31歳)
約2.2億円(190万€)
15位:トム・デュムラン(ユンボ・ヴィズマ/29歳)
、フェルナンド・ガヴィリア(UAEチームエミレーツ/25歳)
約2.1億円(180万€)
17位:ロマン・バルデ(AG2R/29歳)
約2億円(170万€)
18位:グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC/35歳)
約1.9億円(160万€)
19位:ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ/26歳)
約1.8億円(150万€)
もちろんこの金額は純粋なチームからの年俸であって、個人的なスポンサーや競技外の収入は含まれていない。
Source: lequipe