イネオスがホイールをライトウェイト(Lightweight)に変更した理由

開幕前に目撃されてはいたが…

2019年ツール・ド・フランス第5ステージ。総合順位を争う選手たちにとっては足慣らしとなった160kmの丘陵ステージは、ペーター・サガンがスプリントを制しツール通算12回目となるステージ勝利を上げた。

しかし、その勝利に匹敵するほどの注目を集めたのが、チームイネオスのライトウェイト(Lightweight)ホイールだった。

これまでイネオスは山岳ステージなどではシマノデュラエースC40を使っていた。だがこの日エースのゲラント・トーマスを含めた全員が、ドイツメーカーのライトウエイト(Lightweigh)製マイレンシュタイン・オーバーマイヤー(Meilenstein Obermayer)を装着していたのだ。

 

 
 
 
 
 
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このホイールは、スポークがフルカーボン製の軽量ホイール(935g:フロント395g/リア540g)で、フロントとリアで約61万円(約5,000€)する高級品。1990年代にヤン・ウルリッヒやランス・アームストロングが使用してことでも知られている。*2012年ツールの山岳ステージで総合優勝したブラッドリー・ウィギンスが使用していた報道もある

シマノではないスポンサー外の製品を、この第5ステージから使用する理由をゲラント・トーマスはこう語った。

「チームは全てにおいて最善策を探している。彼らが”これが良い”と言ったから使っている」

「(登りではより軽いホイールがいい)明日のように重要なステージで初使用なんてことはしたくなかった。だから今日で少しでも慣れておこうと思った」

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翌日の第6ステージは、フィニッシュ地点の1級山岳ラ・プロンシュ・デ・ベルフィーユを含む三つの1級山岳に、二つの2級山岳と、総合順位を争う選手たちにとって厳しい戦いが始まる。

また、イネオスは今ツールからイギリス大手チェーンオイルメーカーのMuc-Off(マックオフ)がデュラエースR9100チェーンに特殊コーティングを施したNanotube Chain(ナノチューブチェーン)を使用するなど、来る難関ステージに向け万全の準備が整ったようだ。

Source: CyclingWeekly, road.cc