ブライルスフォードが癌手術を受けていたことを告白

良くなりますように。

2012年からの8年で7回のツール総合優勝をもたらしたチームイネオスのデイブ・ブライルスフォードGM(イギリス/55歳)が、ツール後に前立腺がんの手術を受けていたことを、英タイムズ紙のインタビューで明らかにした。

今年2月の血液検査で異常値が検出され、ツール開幕直前の7月に行った経会陰(式前立腺)生検によって診断が確定した。

つまりブライルスフォードは今季ツールを前立腺がんと分かりながら、ベルナルをはじめとするチームを指揮していたことになる。

同氏はインタビューで当時のことをこう答えた。
「僕は自分を快活でタフで、大抵のことは我慢できる人間だと思っていたけど、あの日の病院では精神的に参ってしまったよ。正直に言うとね」

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イネオスは昨年12月に長年スポンサーであった英放送局スカイが撤退を発表し、新しいスポンサー探しに奔走。その後5月にイギリスの化学メーカーイネオスと契約を結んだ。

今季ツールはスポンサー変更直後という絶対に勝たなければならないレースだったが、見事エガン・ベルナルによって5年連続となる総合優勝を果たした。

そして、大会後の8月にバーミンガムの病院で5時間に渡る手術を受けたブライルスフォードだったが、今月11日にブリテンで行われたファンライドにサプライズ登場し、また17日にStrava50kmを走行したログを残すなど、順調な回復を見せている。

イネオスは2019年ジロ・デ・イタリアを制したリチャル・カラパス(エクアドル/26歳)をモビスターから獲得。フルーム・Gトーマス・ベルナルというツール優勝経験者たちのグランツールでの割り振りという重要な大仕事が待っている。

自転車ロードレースに科学とビジネス・マインドを持ち込むことで、歴史に語り継げられるであろう成功をもたらしたデイブ・ブライルスフォード。チーム発足から来年で11年目を迎える黄金時代の第二章に期待したい。